75.味覚

流通の関係で食品には様々な保存料などが含まれています
全ての食料を無添加にするという事は
現代社会では まず無理な事なのではないでしょうか

昔の野菜は葉に虫食いの穴が開いていました
形も色々で味ももっと濃かったような気がします

全国どこで食べても同じ味を作るために
合成調味料が使われています
刺激の強い味を食べ続けるとそれが基準になって
そのものが本来持っている味を感じなくなってしまいます

その土地によって気候や風土など料理も調味料も違う
地方に行くときに味わう料理はとても楽しみなものです

ファストフードの濃い味に慣れてしまった10代の女の子が
白米や水は味が無いから食べられないといっていました
この子は極端だと思いますが実際にいるのです

炊きたてのご飯をじっくり噛んでいるとお米の甘味が
水も名水と呼ばれる清水はふっくらとした豊かな味がします

決して味が無いわけではありません

口に入れた途端に「美味しい」と思うのは大抵濃い味で
食べ進めて行くとしょっぱくなってしまいます
でも、酒を飲んでいると塩辛いのが美味しいでしょう
濃い味はダメだとわかっていてもついつい(笑)

何でも醤油や塩をかけるのではなくて
まず、そのものの味を確かめてみる

「あれ?意外といける」とか「これはチョット…」とか
ただ、お腹が空いたから食べるのではなく
食事に意識を向けてみると、そこには季節や苦みや甘味、色彩、
様々な情報が詰まっています

どうかそのサインを見逃さないでください
何気ない事が人間の幅を作っていくのです