67.裏切りの街角

甲斐バンドの曲に「裏切りの街角」という曲があります
大変いい曲で私も大好きです
でも、裏切りなんて自分には無縁、無縁、歌の中だけの事だよ
そんな風に特に気にもしないでカラオケで唄ったりしています

私たち普段は「困ったこと?何もありませんよ、普通です普通」
といった顔で生活しています。

道を歩いている人がどんな病気を抱えているとか
家庭の事情がどうとか、分かりません。
それぞれの苦労を書いて首から下げて歩いているわけではありませんから
皆、平静を装って歩いている訳です

でも、その実、騙し騙され裏切られ傷ついて
それでも尚、たくましくのし上がった人間だけが成功者と呼ばれるのです

裏切りで一番キツイのは
一緒にどん底からやっと地上に這い上がってきたのに
先に穴から這い出した人間に、
「ここまでご苦労だったな、もうお前に用はない」と
やっと穴の淵にかけた手を踏まれ再び下に蹴落とされる時でしょうか

落ちていく時に、穴の淵に立つそいつの顔が穴と一緒に小さくなっていく…
険しい崖を励ましあいながら手を携えて登って来たのに…
そして再び光の射さない地底にひとり落ちていくのです

でも、決して諦めないで
生きてさえいれば又必ず上がってくることができるのです
そして、鍛えられた心と身体は誰よりも屈強になるのです

生きてさえいれば、何とかなるのです